まめ書架

読書、映画、赤子に翻弄される日々のことなど。

【0歳2か月】授乳と授乳のあいだ

「3ヶ月経てば楽になる」

と、いろんなところで聞きました。

 

うちの赤子も生誕3ヶ月に差し掛かろうとしていますが、ほんとうに心持ち、楽になったと感じています。

 

というのも、

「授乳間隔が3時間おきになった」

ことに尽きる!!!

 

新生児は1日に8回ミルクを飲みます。この数字はあくまで「最低ライン」で、特に母乳育児の場合は12回を軽く超えます。

生まれたての赤子はおっぱい飲むのもげっぷするのもへたくそで、1回の授乳にかかる時間は最低30分~1時間。授乳間隔は授乳の「開始」時刻からカウントするため、おっぱいをしまって1時間経たずにまた次の授乳、という事態が頻発します。ミルクとの混合の場合、ここからさらに哺乳瓶消毒と粉ミルク調合の時間が削られます。

 

わたしは最初の1ヶ月、もうおっぱい出しっぱなしでいいんじゃないかな、って本気でおもいました。だがそういうわけにもいかない。

それか赤子をおっぱいにぶら下げとくホルダーがあれば買おうとおもいました。だがそんなものはない。

 

で、赤子がおっぱい吸うのにも慣れて、胃の容量が増えて飲み貯めができるようになり、授乳の間隔が一定になるのに、3ヶ月かかるとおもわれます(※個体差有り)

3時間あけば、次の授乳まで2時間半程度のフリータイムが生まれます。美容室にもいけるし、車でちょっとした遠出だって可能です。授乳設備とオムツ台さえあれば、百貨店だのショッピングセンターだのに車で出かけられます。

 

すごーい!たーのしー!(我々が)

 

「子は勝手に育つので、親はゴキゲンに過ごすこと」

とは、オットーの母上の名言です。

赤子が疲れない程度に、ちょっとずつ、あちこち行けたらいいなとおもいます。

【0歳2か月】優雅で感傷的なワンオペ育児

どうも。

どうしても書くことが赤子がらみになってしまいがちな私です。

赤子が寝ているときや授乳中、片手間に本読んだり映画見たりしてるとはいえ、あんまり頭に入ってない。眠いし気が散るし。

そこで最近、オットーに相談して、近所でコーヒーのみながら文庫本読んでひとりで過ごす時間を確保するようにしました。

平日ずっと赤子とふたりきりで過ごし泣かせつつ飯作ってあやしながら食ってたらご飯カピカピになって脱衣場に赤子寝かせてドアあけっぱで凍えながら風呂入って赤子もいれてオットーの帰りを待たず力尽きて夜中に起きておっぱいあげてたまにオットーも起きてお茶飲むのに電気つけるからキレて(ごめん)寝てもっかいおっぱいあげて寝て朝が来てみたいな生活このまま続けたら早晩気が狂う!!!

 

たまにでええねん。

ひとりになりたいこともある。

にんげんだもの

 

カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』読んでます。

おもしろいわあー。おもしろいわああー。

 

ところで、世の父親なる人々は、おっぱい以外の家事・育児に互換性があるとはいえ、基本的に「妻がいるときに子の面倒をみる」ことが多く、家事も含めた完全ワンオペ対応をしたことのある人は少ないかとおもいます。二週に一度1時間半とかでいいので、ぜひいっぺん、ワンオペでやってみてください。乳児と過ごす過酷さを共有して語り合えるのもたのしいよ。

 

さてその赤子ですが。

やっと!

ようやく!!

笑いましたーーー!!!

 

朝や夕方の授乳直後のスーパーゴキゲンボーナスタイムに、運が良ければ、こちらを認めて「にこっ」とするようになりました。私の存在価値はこの笑顔のためにあったのかとおもえてくる。

顔を見せていたらゴキゲンでいてくれるので、座布団にころがしてハンズフリーでご飯が食べられることが増えました。置くと泣くから、いままでずっと片手で食べたり抱っこしながら立って食べてた。

 

あー。

赤子、成長してるんだわ。

すげえな、赤子。すげえよ。

赤子が人生でいちばんちっちゃいのは今日で、明日にはもう今日よりすこしおおきくなっていて、もう不可逆なのだとおもうと、メンタルがおセンチになってきます。

でも、日々のちょっとしたよろこびは、一度得たら消えないのだな、未来になにがあるかは判らんけど、過去は不変だからな、とおもうと、いまこの瞬間をできるだけゴキゲンで過ごしていたいとおもいます。

【0歳2か月】首が座らないということについて語るときに僕の語ること

ひとは首が座る前の赤子についてあまりに無知なまま親になるものなのでしょうか。

 

赤子は自力で頭を支えられない状態で生まれてくるーー知識としては知っていました。

 

でもこれはあきらかに設計の考慮漏れです。280人日近く工数かけてるっていうのに。しかしいまさら仕様変更もできないので運用でカバーするしかありません。

ところで、赤子は首がすわってないくせに、頭を動かしたがるのです。おかげでなんど、フローリングに墜落させかけたり、お風呂場で水没させかけたかわかりません。抱っこするとき顔面に頭突きをかまされまくるので、私の眼鏡が破壊されるのも時間の問題かと思われます。

生まれる前までは、とにかくぶじで生まれてきてほしいとただそれだけを祈っていたものですが、いまとなっては「可及的速やかに首がすわってほしい」と願うありさまです。なんでもいいからとにかくそのぐらぐらの首で動こうとするのをやめてくれ赤子よ。

 

我ながら身勝手です。

親なる生き物はこのようにしてこどもへの要求を増やしていくものなのでしょうか。

身勝手ついでに、あといっこ。

 

できたらあやすとにっこり笑うようになっていただけたら、メンテナンス時のモチベーション大幅アップにつながるので、早めにアップデートしてほしいです。

【0歳1か月】一か月健診がやってきた

一ヶ月健診が終わりました。

怒濤の一ヶ月でした。
私の9月はどこいったのん。

まずは、赤子を死なせず、親もふたりとも死なず過ごせたことを、全力で自画自賛したいとおもいます。

 

よくやったわたしたち!すごい!えらい!

 

ところで、親業をはじめてみて、いろんなひとが口を揃える「自分の時間がなくなる」の意味をやっと理解しました。

ごはんゆっくり食べられない。お風呂のんびり入れない。トイレすら寝たタイミングを見計らってる。そもそも抱っこじゃないと泣くから身動きとれない。すべての行動が「赤ちゃんベース」となるし、何をしていても赤子が息してるか気になってしまう。 

人生でそう何度もない時間の使い方だとおもいます。おかげで私はすごい勢いでごはん掻き込むようになったし、オットーは家事の手際が格段によくなりました。こんなにちっちゃくて、全面的に手がかかるのもいまだけで、べったり一緒にいるのはせいぜい数年なのかとおもうと、子育てってなんじゃろなーとおもいます。

 

里帰りしていればしなくてすんだ苦労も多々ありましたし、特にオットーには必要以上の負担を強いたとおもいます。でも、毎日変わる顔つきだとか、自分のおならにびっくりしてるとことか、ベッドに置いたときにだんご虫見たいにまるくなる姿とか、今しか見られないであろう諸々をふたりで見られてよかったです。 

新生児期の赤子って、これ見ないなんて人生損してるってくらいかわいい。存在のすべてがかわいい。すごい。

 

いまはまだ泣くか寝るかうんこするかおっぱい吸うかですが、もうちょいしたら笑うようになるとか。かわいさが天元突破しそうですね。やばいです。

なにはともあれ、これで心置きなくお外で遊べるぞーーー!!! 

遊びにいくぞーーー!!!

【0歳0か月】ぼくらの三週間戦争

うちに突如あらわれた赤子は、三週間飽きもせず、寝る→おむつ替え→おっぱい→寝る、の無限ループを延々繰り返して過ごしています。

わたしもそれにあわせた生活をして、なんとなく慣れてきた風に過ごしていますが、曜日の感覚が死にました。あと時間感覚もバグってます。子育てしながら働いてる人はどうやって母子の生命を維持してるんだ。すごすぎる。

おっぱいがついてる方の親としては、赤子が泣こうが喚こうがとりあえずおっぱい差し出せば泣き止むので、おっぱいは強いとおもいます。おっぱいは正義。

ただこのちょうしでおっぱいを安売りしていて平気なのかどうか。そのうちおっぱいなしでは寝ない子になるんじゃないのか。わたしはこのままおっぱいに頼りつづけてもいいのか。

不安はつきません。

あと一ヶ月健診てなに持っていけばいいんですか。赤子との外出てなにがいるんですか。マザーズバックてなにそれおいしいの。

不安はつきません。

山崎ナオコーラ『かわいい夫』

お魚の焼け具合を真剣に見つめる眼差し。

毎晩、好きな詩を朗読する声。

お風呂にはいっているときでも、頼まれたらニコニコしながらバスタソースの瓶を開けてくれたりもする。

ことほどさように、山崎ナオコーラさんの夫氏は大変かわいい。

 

山崎ナオコーラ『かわいい夫』(夏葉社、2015年)

 

かわいい夫

かわいい夫

 

 

イカを食べたこととか、ちょっと俳句を読んでみたことといった、なんてことのない毎日が、山崎ナオコーラさんのなんともいえない味わい深い日本語で語られていく。つかっているのは、私と同じ言語なのに、どうしてこんなに味わい深さがちがうのだろうか。

妊娠~育児の日々を綴った『母ではなくて、親になる』もそうだったのだけれど、ぐるぐると、同じところをなんども散歩するみたいな思索が、たいへん心地いい。

 

母ではなくて、親になる

母ではなくて、親になる

 

 

一編読み終えて、新しい発見も驚きもないけれど、ちょっとだけ身の回りの風景がきらっとしてみえる、みたいなそういう心地になる。

なにより、ナオコーラさんが夫氏や我が子を慈しんでいる様子が、いい。こんなふうに大切にされている夫氏や赤子がうらやましい。

そして、そんなふうにできるナオコーラさんのことも、うらやましいなあとおもう。

 

あ、自慢じゃないけど、うちのオットーも負けず劣らずなかなかかわいい。でも関係性とは揺れ動くものだから、いつまでかわいいとおもってられるのか、今後どう変わっていくのか、わからない。怖い。

揺れるなかで、どれだけ、きれいなものを見てられるだろう。その方法を、遠くの方でそっと囁いてくれてるみたいなエッセイです。

腎盂腎炎になりまして(その後)

腎盂腎炎パニックから10日が経過しました。

処方されたお薬(熱さましと抗生物質)のおかげで、その後、熱はぶり返さず、腰の痛みも引きました。産休まで残り5日だった会社も休暇をずらしてもらって出社できました。

 

抗生物質さまさま。

なのですが。

 

私が一週間飲んだ抗生物質は、腎臓にどのような大腸菌が感染したのかが特定されるまでの”つなぎ”として飲んだものでした。今日、再診をうけてきまして、はたして菌が特定したのですが...。

抗生物質への耐性をもった、いわゆる「耐性菌」でした。

 

「クロ現で聞いたことあるやつや...」

とつぶやいたら先生笑ってました。

 

耐性菌といっても、すべての抗生物質が効かないわけではないため、妊娠中でも使える薬を処方してもらってかえってきました。っていうか事前に処方されていた抗生物質でもそこそこ効果があったので、ひとくちに「耐性菌」といえどいろいろバリエーションがあるとみえる。腎盂腎炎の原因としての耐性菌は最近増えているようです。菌が大腸にいる間は悪さしないけど、それがよそにいくから病気になる。持ってる分には害はないが、病気になったとき怖い。そんなかんじらしいです。

耐性菌がでてくる原因としては、

 ・抗生物質の乱用により常在菌が変化した
 ・知らん間によそからもらってきた

があるらしい。

今回の私の場合は、尿道からの感染だから、常在菌変化が有力なのかな。そういえばちいさいころ、風邪で抗生物質飲んだりしていたなぁ。...でも結局どういう経路でそれを持つに至ったかは特定困難だし、特定しても無意味のようです。

ちなみに風邪に抗生物質は効かないので、むやみやたらと飲んではいけないそうです。風邪引いた、そういえば昔もらったやつがあったな、って飲むのは最悪。あと、感染症で処方された抗生物質を途中で飲むのをやめてしまうのもよろしくないそうです。

で、先生曰く、今後できることは腸内環境をととのえて、耐性菌の居心地を悪くしていくしかないそうです。とり急ぎヤクルト買ってきました。

 

もう少し、病院にかかるのが遅れていたら、腎盂腎炎は更に悪化して、妊娠中で使える薬も少なくて、入院&点滴しかなかったところでした。あっぶねぇ。

 

というわけで、抗生物質はもらった分ちゃんと飲み切りましょう、古いやつは捨てましょう、という話でした。

 

あと腎盂腎炎まじしんどいし、完治に2週間はかかるし、女性はおしっこ我慢したらわりと簡単にかかるので、ほんと気を付けてください...。