まめ書架

読書、映画、ときどき音楽。あるいは芝居。

【漫画】市川春子『宝石の国』①~②

(※Facebookより再掲)

近所のTSUTAYAが漫画のレンタルをやっている。
DVDを借りたら、5冊レンタル無料券が当たったので、せっかくなので借りてみた。

 

市川春子宝石の国』①~②

 

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

 

 

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

宝石の国(2) (アフタヌーンKC)

 

 

なんだこれ。すごい。
こなごなに砕けても再生する、永遠の命をもつ28人の”宝石”たちと、彼らを装身具にするため月から訪れる”月人”たちの戦いの物語。

この”宝石”たちは意志をもち、それぞれ特技があります。たとえば金剛石は最強、ルチルはお医者さん、イエローダイヤモンドは足が速い、など。

しかし、「フォスフォフィライト」には特技がありません。もろく割れやすく不器用な彼(彼女?宝石には性別もない)と、息をするごとに体から毒をだす厄介者「シンシャ(水銀)」との出会いや、この”宝石の国”がどうしてできたのかが、透明でもろくも硬質感のある美しい絵で描かれています。

ファンタジーとSFのもっとも簡単な定義は、ファンタジーは異界との交流を主軸に据えるのに対し、SFは異界をみつめて「これはなんだ?」と考えることだと聞いたことがある。
一見、ファンタジーにみえて、『宝石の国』はSFなのです。

ぶっとんだ世界設定にもかかわらず、宝石たちの様子をみるのは、永遠に続く女子高校生の時間をおもわせます。だれにも、おとなになっても終わらない、中学生~高校生の部分がある気がする。

それより、結局、5冊も借りれなかった。
実は全然読んでない『進撃の巨人』でも借りればよかったなあ。