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まめ書架

読書、映画、ときどき音楽。あるいは芝居。

【映画】ルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』

自分の会社の社長夫人と一線を超えた仲の元軍人で英雄は、社長殺しを決行する。しかしその日はたまたま土曜日、忘れ物を取りに帰った会社のエレベーターに閉じ込められてしまう。

路駐の車にキーは差しっぱなし、サイドボードに拳銃はいれっぱなし。車に乗り込んだ若いカップルは、出かけた先のモーテルで、とんでもない事件をおこす…。



この恋人が、いくら待てども来ぬ恋人を探して、雨降る夜のパリをさまようシーンが、とても有名だそう。チャーリー・パーカーのアドリブ演奏と、女優ジャンヌ・モローがとても綺麗なシーンです。

ただ…まじまじ見てると、じわじわ笑えてきます。

「いったいどこにいるの…?」と呟きながら、傘もささず、ずぶ濡れになって歩くジャンヌ・モローと、閉じ込められたエレベーターで格闘する主人公が交互にでてくるんです。

いるよ、エレベーターに!
あなた、雨に打たれ損だよ!
とりあえず、傘、さしなよ!

ジャンヌ・モローの美しさと、内面の声をだす演出で、画面の真面目度が上昇しているだけに、ますます笑えてきます。

ラストシーンもしかり。
なんか突然はじまった!ってなりました。