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まめ書架

読書、映画、ときどき音楽。あるいは芝居。

ママたちが非常事態?!2 ~母と"イクメン"の最新科学~

NHK『ママたちが非常事態?!2 ~母と"イクメン"の最新科学~』 を観た。

 

わたしは妻でも母でもないけれど、そうなっていてもおかしくない年齢ではあり、妻や母になってる友人は周りにおり、大変そうなはなしもちらほら聞ので、わりと他人事ではない。

だから、「子育てがしんどいのは普通のことだ(それはあなたのせいではない)」という、番組のメッセージにはすごく納得できるし、安心でもある。
この先わたしが大変なことになっていたとしても、それは当たり前のことだし、みんなそうなのだ、という考え方は、私を少しだけ励ましてくれそうな気がする。


納得するし、他人事ではないけれど、この番組、全体的になんか変だ。

そもそも、なんで父親は子育てに「参加」するんだろ??

横で泣いてる小さい生き物がいたらあやしてやる、洗濯物が雨にぬれそうだったら取り入れる、汚れた皿が山積みになってたら洗う、みたいなことって、「参加」しなくちゃできないことなんだろうか。

こっちが言わずとも自発的にやれよ、というはなしじゃなくて。なんかこの言い方が、すごくひっかかる。実際「参加」している方がいるなら、どういう気分で「参加」しているんだろう。お皿を洗って「今日は家事に参加しました!」みたいなことになるんだろうか。ちがうよなあ。

(いま、何の気なしに「育児」と「家事」を混ぜていたけれど、どちらにしても、飯を食えばお皿はたまるし、こどもがいればうんちをするわけで、それはどちらも「参加」ではなく、ただ単に「する」ものだとおもうのです)

 

子育てに「参加」するという言い方には、「女は家事育児、男は外で仕事」というような価値観がそのまま生きているかんじがして、でも「ママたちが非常事態」な理由ってそもそもそういう価値観が今の社会には不適合だからなわけで、どうにかするならそこからなんとかしなくちゃいけないはずなのに、なんでそういう価値観にのっけて、「科学的」な番組を作るんだろう。

 

あと、ホルモンまわりの脳科学ってどこまで信じていいのだろう。

全然影響がないわけではないのだろうけれど、「○○をしてると○○ホルモンがでているのが観測されました!」って話で、「○○ホルモンを出せば楽しい気分になる!」「○○ホルモンで浮気しなくなる!」って話ではないとおもうんだけど。

そのホルモンにしても、なんかいかにも「男」と「女」の脳で仕組みがちがっているみたいな演出だったけれど、社会性を学習したあとのりっぱな大人の脳でホルモン分泌量の差をくらべて、意味があるんだろうか??

「男」と「女」の、とくに考え方の違いなどは、生物学的なところより、社会に形作られることのほうが関係しているのでは??

 

うーーーーん。

なーんか、へんてこな番組だったなあ。

なんだかなあー。