まめ書架

読書、映画、ときどき音楽。あるいは芝居。

椎名高志『GS美神 極楽大作戦!!』

ルシオラ...

 

きっ...

 

きっ...

 

きさまァァァァァァァァァァァァ!!!

なにさまのつもりじゃワレェェェェェェェェ!!!

 

椎名高志GS美神 極楽大作戦!!』

 

GS美神 極楽大作戦!! 1 (小学館文庫 しH 7)

GS美神 極楽大作戦!! 1 (小学館文庫 しH 7)

 

 

ええ、オットーの本棚からこそこそ持ち出しては夢中で読みふけったこの一週間、そりゃあもう、楽しかったですよ。小学生のころ、夏休みのたびに「朝のこども劇場」でアニメを見ていたのを思い出しましたよ。職場の廊下で「だいたん~な~わたしの~わざのなか~」とか口ずさむくらいテンションあがりまくってましたよ。

 

前半のドタバタコメディはいろいろな作品のオマージュ満載で探すのが楽しいし(横島くんのおとうちゃんが来る回の扉絵がスターウォーズで笑った)中盤から徐々に”凡人”だったはずの横島くんが強くなっていくのにはわくわくした。それと同時に美神さんとのつながりが深く濃ゆくなっていくのも楽しかった。おキヌちゃんやマリアは漫画連載から25年がたつ今もなお可愛いし、アニメには登場しなかったシロや玉藻たちが暴れまわるのはすごくすごーく楽しかった。

 

だのに!!!!!

 

ぽっと出の薄幸の美少女(主の命令に背けない敵キャラ・寿命設定・自己犠牲精神の3大特典つき)においしいとこぜーーーんぶもっていかれましたでーーー!!!

 

アシュタロス編...たしかに「エエ話」ではあったけれど。けれど!!!

 

横島くんの能力インフレ状態も終わり、いきなり日常編がかえってきたときの安心感っが最高でした。しかも今度はおキヌちゃんだけでなく、シロも玉藻ちゃんもいる。ひのめちゃんのその後も気になる。彼女はさぞや美人さんになるのであろうなあ。

横島くんと美神さんがその後どうなったのか、ルシオラとは結局どうなのか、本編で一切語られなくなったのは確かにすこし残念ではあるけれど、それはそれで「深い絆」の体現とも読める。でも「ルシオラと恋に落ちることによって自分に自信がついた」あとの横島くんの煩悩暴走っぷりが鳴りを潜めたのはちょっと残念、いやそれが普通なはずなのだけど。

 

ハチャメチャな人々の「いつものかんじ」が続くっていうのが、GS美神最大の魅力だったとおもう。

 

はああああ...

読み終わってしまったよ...

さみしいなあ。

 

でも、楽しかったなあ。 夢中で読んだ。

久しぶりにそういう漫画を読んだ気がする(※個人的には『封神演義』以来)